誌  面  版

98年9月号   サブタイトル 「あわっこスイマーズ(3)」

 

 ハ〜イ長い夏休みも、もう、残りわずかになりましたが、みなさんはいかが でしたか?中には長い夏休みが最後という方もおられたでしょう。
 さて、今月はあわっこの締めとして、あわっこをどういうクラブにしたいか についてです。
 今まで、健常者と障害者を分けて考える団体が多かったと思います。しかし 、本来人は障害があるか無いかです。だから、健常者と障害者が同じ立場でやれ るクラブがあっても良いじゃないか。
 そして、定期的に会う事で、お互いをまず知る事。知らないと理解も出来な い。
 ですから、あわっこもまだ健常者と障害者が知る段階でまだまだこれからの クラブです。
 僕、自身あまり健常者と付き合いがなく、クラブのやり方にもとまどいを感 じています。しかし、クラブを通して障害者がもっともっと地域社会と身近にな って、真の福祉、真のノーマライゼーション(一言に言うと障害者が地域社会で 暮らす事)に一歩でも近づけばあわっこの意味があると思います。
 その中で、今の施設が障害者にとって優しくないと1人でも、多くの方に知 って頂き、利用度に応じて改善出来るところは変えてもらえる様に活動をしたい です。
 いくら障害者が使うから、いきなりスロープを付けてくれとかは言わず、月 に何回か使う実績を作る。極端に言えば利用者が(障害者が板を持ち込んで簡易 スロープにする)工夫し、施設補助の予算があればスロープなりトイレを作って もらう。
 確かにスロープやトイレ(身障)が無いと利用し難いですが、その人1人の 為に何十万も掛けてすぐに改造しても良いのか。ましてやその人が毎日使うので あれば意味もあるけど、月1回程度ではもったいない。また、スロープやトイレ があれば、他の障害者も来る可能性もありますが、あわっことしてはあくまでも 利用の実績を積んで、施設改善をお願いして行きたいです。
 それから、今、あわっこは障害者の会員が少ないので、1人でも多くの障害 者の方が入って頂く様に誌面を借りてお願いします。確かにプールで自分の悪い 部分を人に見せる事は勇気がいりますが、会長の僕は人に手助けをお願いしない とプールに出入り出来ませんが、それでも、プールに行くのはいつか1人でプー ルに出入りしたい、今の目標はただそれだけです。それが、3年掛かるか5年掛 かるか、あるいは出来ないかも知れませんが、プールで泳ぐ(水泳は)事は、個 人個人に会わせる事の出来るスポーツです。
 また、泳ぐだけではなく健常者、障害者の知らない世界をお互い知るきっか けにもなったら良いと思っていますので、障害者の方も健常者の方もクラブの例 会へお気軽に来て下さい。
 お問い合わせは、 ANANAの編集部又は あわっこスイマーズのホームページまで。
 来月は、このコーナーの1周年を迎えての感想を書きます。
 URL  http://www.netwave.or.jp/~kaihu158/awakko.html

電子メール   kaihu158@nmt.ne.jp