誌 面 版
98年8月号 サブタイトル 「あわっこスイマーズ(2)」
もう、梅雨も明け夏本番の季節に入り特に学生のみなさんは夏休みに入った
ばかりですね。それから、W杯初出場の日本は1次リーグ敗退という残念な結果
でした。
さて、今月もあわっこの続きです。
昨年の9月23日の午前中にさぬきの事務局長を来賓にお迎えして、発足会を
終え、午後に早速、あわっこの初例会(初泳ぎ)。
そこで、僕は徳島のプールの現状を思い知らされました。
プールの施設自体障害者にとって優しくない事を解っていたつもりでしたが
、クラブで常時利用するプールは、僕が想像していたより難しいものでした。
まず、脱衣所のロッカーの鍵が腕時計の穴あきバンド式になっており、僕は
1人では出来ません。それにそこのプールのロッカーは受付の職員の方が鍵を渡
されるやり方で、職員さんはごくあたり前の様に、5段あるロッカーの上から2
番目の鍵をくれました。
でも、僕は立って着替えが出来ないのでかえって1番下か下から2番目の方
が使い易く、次からは僕の方からあえて下の鍵を下さいと言うようにしています
。
今まで障害者がプールを使っていない感じでした。他にもプールに出入りす
る時の梯子は滑り易く、プールに入る時はなんとか自分1人で入れますがプール
から出る時は1人では出来なくて、クラブの人(健常者)いつも介助してもらっ
ています。
僕もなんとか自分1人でプールに出入りが出来ないか考えていますが、今の
ところ良い方法が見つかっていません。
これを自分なりに解決しないと自分1人では何時までもプールに行けません
。
1つの方法として、プール側に出入り出来るよう改造をお願いする方法もあ
ると思いますが、それは最後の手段で、あわっこは今あるプールで障害者が利用
出来ないかを考えて行きたいのです。
まず、障害者がプールを利用し、障害者(重度)も使いたいという意志表示
をして、不便なところは障害者が工夫して、なんとか使える様に考える。それで
も、どうしても使えない部分が出てきた時はプール側に相談を持ちかける。
決して頭から障害者が使うから、此処と此処を改造してとは、あわっことし
て言いたくありません。しかし、これも他の会員さんが協力してくれるお陰で、
僕1人ではいまだにプールに行けてないと思います。
来月もあわっこスイマーズです。
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