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98年6月号 サブタイトル 「敦っちゃんの免許(3)」
もうすぐ、じめじめとした梅雨ですね。でも、今年の6月は例年とは違い、
W杯日本初出場という楽しみがあります。 今回は無線の免許を取った後の話で
す。
2回目の試験で合格して、アマチュア無線技師電話級という免許証が来て、
やっと養護学校のクラブコールで出れる様になりました。(本来は個人コールが
来るまでダメですが) 僕が主にクラブで運用した周波数は、VHFの144メ
ガヘルツというチャンネルで、目標(1月〜3月の卒業まで)100局を目指し
ました。アマチュア無線をされている方ならお解りと思いますが、144は主に
携帯電話代わりに運用されている周波数です。でも、SSB(シングルサイドバ
ンド)という電波なら、アワード(無線の色々な賞)狙う事も出来るので、僕は
100局アワードを狙いました。
それから、殆ど毎日マイクを握りと書きたい所ですが、僕は握るマイクは使
えず、スタンドマイクで運用していました。
最初はCQを出している局にコンタクトを取りましたが、僕の言語障害の言
い方がふざけていると勘違いされる方が3分の1ぐらいあったので、僕の方から
CQを出しそれも養護学校と言いコンタクトを取り、初めて交信が出来た時は嬉
しかったです。勿論、QSLカード(交信証明書)を書くのも自分です。QSL
カードは殆どアルファベットと数字だけでいけたので、字を書くのが苦手の僕で
も出来ました。例えば、相手にコメントを書く時大概154649 73(いご
よろしく、73は無線用語で敬意を持ってという意味)と書いていました。
しかし、残念ながら100局は卒業までに達成出来ず、7,80局だったと思
います。 その他、スクールバスの運転手さんと通学生を送る時学校(僕)とバ
スと交信したり顧問の先生や学校の先輩との交信も楽しい思い出です。
しかし、時には喋り方がおかしいので怒られる事もあります。(初対面の方
)でも、僕を知っている方は、よく、対面で会話するよりマイクを通した方がわ
かり易いと言われました。今から考えるとやはり話を解ってもらおうと気持と無
線用語で、会話が簡略出来た事と思います。でも、今でも電話での会話は苦手で
す。
それから、上の級の(電信級、現第3級)免許を取ろうと思いましたが、問
題はトンツー(モールス信号)の解答が試験官に読めるかどうか。
時間を掛けて文字を書くのであれば大丈夫ですが、1分間に30字書くのはい
くらアルファベットと数字だけでも自信が持てず、参考書とかトンツーのテープ
は買っても試験は受けまん。
もし、言語障害をもたれる方でアマチュア無線に興味を持たれたら思い切っ
て挑戦して見てはいかがでしょうか?勿論、言語障害の有無は関係無いことを付
け加えます。 そして、今でもコールサインは持っていますが、交信はもう何年
もしていませんが、JH5ORUというコールは死ぬまで持ちたいと思います。
来月はあわっこスイマーズの事を書きます。
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