12月号
サブタイトル「もう1つの国体(2)」
もう、12月に近づきあわただしい季節になりました。
今回は前回に引き続き、「もう1つの国体(2)」です。前は確か後夜祭ま
で話しました。
今回はその後と出来るだけ、1つ1つを詳しく書きます。
後夜祭の明くる日は観光です。徳島県の一行は金沢市を中心に見ました。印
象に残っているのは兼六園です。それと、何故か日本シリーズの優勝が掛かった
ゲームがバスのテレビで放送しているのを覚えています。そして、明くる日は徳
島に帰県となり、県庁で解団式で全ての行程が終了です。
今度は1つ1つの思い出を書きます。まず、91年の5月に国体の選考会があ
り、出場決定の通知があったのは、7月の中旬だったと思います。それから、香
川県の授産所で練習を開始し、8月の下旬から徳島県の合同練習が殆ど毎週日曜
にあり、香川県から通いました。さすがに月曜の作業はきつかった。そして、10
月24日県庁で結団式をした後、金沢市に向かい、夕方金沢駅に到着、そこでま
ず、徳島に帰るまでお世話になるコンパニオン5人(男2,女3)が紹介され、
改札口を出たら地元の方の熱烈な歓迎の後、駅の特設休憩所でお茶の接待を受け
た後ホテルに入りその日は終わり、翌日メイン会場での公式練習(最後の練習)
で1日が終わり、翌日、午前9時頃入場行進、でも、敦っちゃんは行進に自信が
無かった為、車椅子に乗せてもらいました。(ちょっと後悔してます)午後から
1日目のソフトボール投げ、結果は4位(ビリ)。翌日は苦手の百m走結果は同
じく4位(ビリ)。そして、閉会式。閉会式の式次第の終わりで選手役員1人1
人に愛の鈴が手渡され、そこで、もう半泣き状態。トドメは退場の時、石川県選
手団が退場口で他県の選手団を握手、また、体にタッチしてのお別れ。もう、こ
こまでされたら必死に泣かずおこうとガマンしてたのが、ついに大声を上げてわ
んわん泣きました。でも、あの感動はその場にいないと味わえないものです。そ
の後は、後夜祭といって障害者と健常者のふれあいの場。そこで、選手のユニホ
ームは様々なメッセージで完全に汚い状態。でも、それが絶対お金で買えない友
情の財産です。後は初めに書いた。通りです。 最後に1つ言いたい事がありま
す。それはあくまでも噂ですが、一般の国体が初期の目的が達成された為、廃止
の噂があります。しかし、障害者の国体は1人の出場も制限されているし、人に
(障害者)よっては旅行出来ない方もいます。だから、敦っちゃんは出来るだけ
多くの人に(障害者)あの感動を味わって頂きたい。そして、出来る事なら敦っ
ちゃんももう一度あの感動を味わいたい、でも、敦っちゃんもう年だから出れる
かなぁ。
次回はクリスマス(忘年会)の事を書きます。
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