10月号
サブタイトル 「障害者ってナンや」
ハ〜イ1か月ぶりです。先月から始まりました、「敦っちゃんのちょっと見
てよ!」どうだったかな。実は敦っちゃん「少し文体が軽かったな」と悩みまし
たが、親近感を持って頂く為に、しばらくこの形で行きます。
さ〜て今回は障害の種類をお話します。身体障害者(児)は、全国に約43
2万人(平成8年3月末現在)。徳島県は約4万6百人の障害者(児)がいます
。(障害児は年齢が満18才未満の人です)それから、身体障害者手帳の等級は
1級〜6級です。障害の種類は大きく分けて、肢体、聴覚、視覚、知的、内部障
害者がいます。誌面の関係で全部の紹介ができんので、特にあまり知られていな
い内部障害者の方を紹介します。
みんなは障害者というと体の部位に、障害があるというイメージと思うけど、
内部障害者の方は、体の内蔵に障害があり、具体的には、心臓、腎臓、呼吸機、
ぼうこう、小腸機能の疾患が内部障害者で、体に無理が出来ない方で、一見、他
の障害の方と違い健常者と思われがちです。
僕の友達で、心臓の内部障害者がいます。その人は、本当に体は健常者と変
わらず、僕から見れば何でも出来て、「うらやましいなぁ」と思いました。でも
、彼はスポーツや入浴の時間も制限されていました。僕は風呂の時間も激しい運
動も自由です。極端な話、彼は外出の時も長い距離の徒歩が出来ない為、タクシ
ーの使用も多いのです。これは優越感と違いますが、まだ、僕は歩くのは制限さ
れていない。むしろリハビリの為に出来るだけ歩いた方が良い。でも、僕は服の
ボタンが出来ないので、服はボタンなしばかりです。また、自分で服の脱衣も出
来ない方もおられます。結局何が言いたいかというと、障害者手帳の所持者は何
かが不自由です。しかし、その事を悲観するのでなく、使える残存機能をフルに
活用して、工夫し生活する。でも、たまにはボタンが出来たら、「カッコイイ服
も着れるのになぁ」と思う事もあるよ。えっ、みんなは「リハビリをガンバッて
ボタンが出来る様に、なれば良いんちゃうん」と言うと思いますが、それは、生
まれつきの障害者であれば、大人の体になるまでの事で、体の筋肉が柔らかいう
ちに訓練したら、出来る様になる事もあります。でも、努力しても全部出来ると
は限りません。そして、大人になったら今度はすぐ老化が始まります。実際、10
年ぐらい前まではコップの飲み物が飲めましたが、今は手が振るえてこぼすの
でストローで飲んでいます。結局綺麗に飲める方法を取りましたが、それでも喫
茶店でストローで水を飲むのは抵抗がありました。でも、今は当たり前の様にス
トローやスプーンを出します。また、行きつけのお店で何も言わないのに、スト
ローやスプーンを添えてくれた時、もの凄くうれしいです。だからと言ってお店
に甘えないで外出の時はストロー、スプーン、フォークはいつも持って差詰め敦
っちゃんの7つ道具かな。えっ、3つ道具だろうって、細かい事は言わないで。
みなさん、これが障害者のすべてでなく、ほんの一部であると付け加えてお
きます。解らない所は遠慮なくEメールかお便りで聞いてな。来月は障害者の国
体です。
電子メール kaihu158@nmt.ne.jp